宮崎県出身、現代を代表するガラス工芸家である。
1991年ガラス工芸分野では初めて国の卓越技能者「現代の名工」に認定された。
西洋文化であるガラスに琳派や浮世絵等の日本の文化を表情豊かに融合させ、
独特の世界観で制作を行っている。
代表作は金や銀の箔をふんだんに用い、日本の気象風土を華やかに彩った『琳派シリーズ』を初め、
歌川広重の「東海道五拾三次」をモチーフにした『広重シリーズ』、
葛飾北斎の作品の美的感性をガラスで表現した『北斎シリーズ』などがある。
その作品は国内はもとより、イタリア・フランスをはじめ欧米各所での評価も非常に高い。
1945年 宮崎県生まれ
1963年 宮崎県立小林高校卒業 山谷硝子入社
1985年 アメリカ・フィラデルフィア美術館収蔵
1989年 グラスアート宮崎工房創設 宮内庁作品献上
1991年 国の卓越技能「現代の名工」受賞
1993年 日仏芸術文化賞受賞
1994年 国際芸術文化賞受賞
1995年 フランスパリ芸術祭大賞受賞
1996年 ローマ国際美術博覧会ローマ大賞受賞 中国北京故宮博物館収蔵
1997年 アメリカ・ロサンゼルス国際美術芸術祭招待参加
1998年 デンマークグラスミュージアム収蔵 ギリシャ・ヴォレス美術館収蔵
2003年 創作40周年記念・記念展開催
2005年 イタリア国立シチリア美術館 招待出品
2006年 黄綬褒章受章
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羽子板 銘 金彩光琳 | 金彩ガラス 銘 カリブの海 |