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作家略歴

エミール・ガレ

Charles Martin Emile Galle (1846-1904)取り扱い作家一覧に戻る

作家紹介

アール・ヌーヴォーを代表するフランスの工芸家。
ガラス工芸で有名であり、陶器・家具のデザイナーなども手掛けた。
1889年のパリ万博では、 自然の動植物やジャポニスムをイメージさせる、独特の世界観を持った作品群を出品。
これらは当時の人々の注目を一身に集め、その後の大きな評価を得るきっかけとなった。

前述のジャポニスム的で自然主義なイメージの為か、
日本では特にガレ作品の人気は高く、熱心なコレクターが多いことでも知られる。

ガレ作品は主に 第一工房期(1874−1904)、第二工房期(1904−14)、第三工房期(1918−31) という
3つに分類でき、「オリジナル」と呼ばれる第一期のものが特に評価が高い。
非常に贋作が多い作家でもあるので、購入の際は注意を要する。

略歴

1846年 フランスロレーヌ地方ナンシー生まれ
1866年 マイゼンタールのブルグン・シュヴェーラー社で本格的なガラス技術を習得
1878年 パリ万博に淡青色の「月光色ガラス」を出品、銅賞受賞
1889年 パリ万博にガラス、陶器、家具を出品 ガラス部門でグランプリ、陶器部門金メダル、家具部門銀賞受賞
1900年 パリ万博出品、再びグランプリ獲得。評価を確固たる物にする
1901年 「エコール・ド・ナンシー」の会長に就任
1904年 白血病で死去

主な代表作
  • オルフェウスとエウリディケ
  • ひとよ茸ランプ
  • フランスの薔薇
芍薬文ランプ/H60.2×D46.3cm
被せガラス、酸化腐蝕彫り
本体とシェード側部に陽刻サイン
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