アールデコの代表作家のひとり。本名はジョセフ＝ガブリエル・ルソー。
作品は人物・動物それに草花などをあしらったボウルや花瓶、あるいはランプシェードなど。
彼の用いた『パート・ド・ヴェール』技法は手間がかかり量産には向かない。
その為、現存する作品の数が少なく、珍しいものだと100万円以上となることもある。
■パート・ド・ヴェールとは
フランス語で ガラスの練り粉 というような意味をもつ。
粉末に砕いたガラスを植物性糊で練って、鋳型の中に充填した後、
そのまま釜の中で焼き上げ、除冷後、型から外して磨きをかけ仕上げる成形法。
ガラスの色の調合が自由に出来、細かい部分にも自在に色付けができる為、
極めて表情豊かな作品を作ることが出来る。
1885年 フランス生まれ
青年期に科学・物理学を学び、後にセーブル国立陶芸学校入学
1914年 独自に研究をしていたパート・ド・ヴェールを用い製品を制作。フランス美術家サロンに出品、大人気を博す
1921年 アンジー・ルソー・パート・ド・ヴェール会社設立
1931年 世界恐慌のあおりを受け、会社倒産。自身のアトリエで創作活動を続ける
1953年 死去
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| 古代婦人文花器 | 婦人文広口花瓶 |
